
全身脱毛のシェービングはどこまで?脱毛前の方法を解説
2025.06.30
お役立ち情報
全身脱毛を受ける際、施術の効果を左右するのがシェービングです。ムダ毛処理を正しく行わないと、肌トラブルを引き起こすリスクが高まります。本記事では、シェービングの重要性や具体的なテクニックをわかりやすく解説いたします。
全身脱毛でシェービングが必要な理由

肌トラブルを防ぎ脱毛効果を高めるため
シェービングを丁寧に行う最大の目的は、照射エネルギーを毛根に効果的に届けることです。毛が長いままではレーザーが毛先で散乱し、十分なダメージを与えられず脱毛効果が薄れてしまいます。さらに長い毛があると熱が肌表面に伝わりやすく、施術中の痛みややけどリスクを高める原因にもなります。 事前にムダ毛を短く整えておけば、狙った毛根に集中的に熱を与えられ、効率的に毛の成長を抑制できるのがメリットです。またシェービングをしておくと、施術後に生じる炎症を軽減し、赤みや腫れなどのトラブルを避けることにも繋がります。清潔な状態を保つうえでも事前処理は重要です。毛抜きや除毛クリームがNGな理由
シェービング以外の方法として毛抜きや除毛クリームを利用する人もいますが、全身脱毛においては推奨されません。毛抜きは毛根を無理に引き抜くため、毛穴周辺の肌を傷めやすいことが難点です。炎症や埋没毛の原因になり、施術時にレーザーを正しく照射しにくくなる恐れもあります。 一方で除毛クリームは毛根から処理するわけではなく、肌表面のタンパク質に影響を与える成分が含まれている場合があるため、肌荒れやピリピリ感を引き起こすリスクがあります。全身脱毛の効果を最大化するには、毛根を安全に温存しながら表面の毛だけをカットできるシェービングが最適といえるでしょう。 関連記事:除毛クリームのメリットを解説!デメリットも併せて紹介施術当日にシェービング不足だとどうなる?
施術当日にムダ毛が残っていると、レーザーや光が毛の表面で過剰に反応し、熱が集中してやけどや痛みが増す場合があります。さらにエネルギーが毛根まで届かず脱毛効果が半減する恐れも否定できません。 また、サロンやクリニックによっては処理不足で施術を断られたり、追加料金が発生することもあるため、事前のシェービングは欠かせません。時間とコストを無駄にしないためにも、入念な処理が重要といえます。脱毛前のシェービングはどこまでする?部位別の注意点
全身脱毛は施術範囲が広いため、部位ごとに適したシェービング方法が異なります。一律の処理は肌を傷める恐れがあるため、部位別の特徴と注意点を把握しておきましょう。顔やうなじなど産毛が多い部位
顔やうなじは産毛が細く、皮膚も薄いため、カミソリ負けや剃り残しが起こりやすい部位とされています。シェービングの際には、必ずクリームやジェルなど保湿効果のあるものを使い、肌への摩擦を最小限に抑える工夫が必要です。 特にうなじは自分では確認しにくいため、鏡を活用して毛の流れを確かめながら慎重に行いましょう。顔はメイクを落としてから蒸しタオルなどで肌を柔らかくし、毛の流れに沿って優しく剃るのがポイントです。仕上げにはアルコールフリーのローションなどで保湿し、赤みやかゆみを抑えましょう。ワキや腕・脚など毛量が多い箇所
ワキや腕、脚は毛が太く量も多く、シェービングの頻度が高くなりがちです。カミソリを使う場合は刃が古いと肌を傷つけるリスクが高まるため、定期的な交換が必要といえます。 電気シェーバーの場合も毛の流れに沿ってやさしく滑らせ、肌に不要な圧力をかけないようにしましょう。ワキのように凹凸がある部位では、皮膚を軽く伸ばしながら剃ると剃り残しが減ります。剃った後は保湿剤を塗り、刺激を受けた毛穴をケアしてください。VIOや背中など自己処理が難しい部位
VIOや背中は視認性が低く、自己処理が難しい部位です。VIOは粘膜に近い部分もあり、カミソリで誤って傷をつけないよう慎重に行う必要があります。痛みやトラブルを避けるため、先端が丸い電気シェーバーなど安全性を重視した道具を選ぶことがおすすめです。 背中は鏡を2枚使って角度を工夫したり、家族や友人に手伝ってもらったりすると剃り残しを防ぎやすいでしょう。どうしても難しい場合は、サロンやクリニックの有料シェービングサービスを活用する選択もあります。正しいシェービングの方法とおすすめの道具
シェービングを安全かつ効率的に行うには、道具選びとアフターケアまでの流れが重要です。次の項目では、電気シェーバーやカミソリの特徴や留意点を詳しく解説します。電気シェーバーのメリット・デメリット
電気シェーバーは肌に直接刃が当たりにくい構造のため、カミソリより肌トラブルが起こりにくい利点があります。特に丸みを帯びた刃先のものはデリケートゾーンや細かい部位にも対応しやすいです。 また充電式ならコードレスで使えるため、場所を選ばず処理できるのも魅力といえます。一方、剃る力がカミソリより弱いため、毛が濃い部位では何度も往復する手間がかかるかもしれません。さらに機種によっては水洗いできず、お手入れに注意が必要です。カミソリを使う際のポイントとリスク
カミソリは切れ味が強く、短時間でしっかり剃れるのが利点ですが、そのぶん肌に負担がかかりやすい方法です。刃と肌が直接接触するため、角質を削り過ぎて乾燥や赤み、かゆみを引き起こすリスクがあるので注意が必要となります。 使用時は肌を十分に湿らせて毛を柔らかくしたうえでシェービングフォームなどを塗布し、刃を滑らせるように剃るのが理想的です。剃り終わったあとはローションやクリームで保湿し、ダメージを最小限に抑えてください。アフターケアまで含めた一連の流れ
シェービングは準備からアフターケアまでをセットで考えると、肌トラブルを防ぎやすくなります。まず入浴や蒸しタオルで肌を温め、毛を柔らかくしてから剃るのがポイントです。剃っている最中は刃をこまめにすすぎ、肌への負担を減らしてください。 処理後は優しく洗い流し、清潔なタオルで水分を抑えます。その後、化粧水や保湿クリームで肌を落ち着かせることが大切です。日中にシェービングした場合は紫外線対策も行い、刺激を受けた肌を保護しましょう。シェービングするタイミングと回数の目安

施術前日or2日前に剃る理由とは
一般的には施術の前日か2日前にシェービングを行うと、毛の長さが程よく整い、レーザーや光が毛根にスムーズに届きやすいと考えられています。直前に剃ると肌が敏感になり、施術時に赤みや痛みを感じやすくなる場合があります。 逆に数日前に剃ってしまうと再び毛が生え、施術当日にムダ毛が残る恐れが高まります。そのため、前日から2日前を目安にシェービングを行うことで、適切な毛の長さと肌状態を両立させやすくなります。シェービング直後の肌を保護するコツ
施術前にシェービングをすると、肌表面は角質が削られてデリケートになりがちです。そのため、シェービング後は化粧水やローションで水分を補給し、クリームやオイルでフタをしてうるおいを保つことが重要といえます。 強くこすると赤みやヒリヒリ感が出るため、優しく扱うようにしてください。また、外出時は紫外線やホコリなどの外部刺激を避けるため、日焼け止めや適切な衣類で保護すると安心です。定期的な処理が必要な期間の考え方
全身脱毛の施術は毛周期に合わせて複数回行われるため、その間も定期的な自己処理が必要です。特に初期は毛が再生しやすく、施術日程に合わせてシェービングを継続することが大切です。 しかし、毛が細くなるにつれ剃りすぎが肌に負担をかける場合もあります。肌状態を確認しつつ必要最小限に抑えられるようになったら、頻度を下げるなどの工夫をするとトラブルを防ぎやすくなります。 関連記事:医療脱毛で効果がでる回数とは上手な自己処理のコツ(部位別テクニック)
シェービングは部位によってポイントが異なります。正しいテクニックを身につけると、仕上がりと施術の快適さが大きく向上します。以下で顔や首、腕・脚、VIOに特化した方法を紹介します。顔や首周りを安全に剃るコツ
顔や首周りは皮膚が薄く血管が多いため、カミソリ負けや出血のリスクが高い部位です。まずメイクを落とし、蒸しタオルで肌を温めて毛穴を開かせると剃りやすくなります。カミソリを使う場合は刃を清潔に保ち、角度を浅めにし、毛の流れに沿って優しく剃ってください。 電気シェーバーの場合も圧をかけずソフトに滑らせるのが基本です。首筋や顎下は見えにくいため、鏡で安全を確認しながら進めましょう。剃り終わったあとはローションで鎮静し、刺激を抑えることを意識してください。腕・脚をスピーディーに仕上げる方法
腕や脚は平らで広い面積を一度に処理できるため、効率よくシェービング可能です。カミソリの場合は長めのストロークで滑らせるように動かすと、短時間で広範囲を剃れます。電気シェーバーなら肌に対して垂直に当てすぎず、やや斜めを意識すると切れ味が向上しやすいです。 剃る前に保湿剤を塗り、刃の滑りを良くして肌への摩擦を抑えることが大切となります。仕上げにローションやクリームで保湿し、乾燥を防ぐと毛穴をきれいに保ちやすくなります。デリケートなVIOをキレイに処理する秘訣
VIOは粘膜に近く皮膚も薄いため、特に慎重なシェービングが求められます。まずはハサミで長い毛を短く切りそろえてから、電気シェーバーやカミソリを使うと安全性が高まります。 カミソリを使用する場合は刃先が丸いものを選び、シェービングフォームを塗布して肌を保護しながら剃りましょう。痛みやかゆみを感じたら無理をせず、一度中断して肌を休ませることも大切です。処理後はアルコールフリーの保湿剤で優しくケアし、通気性の良い下着を選んで摩擦や蒸れを防ぎましょう。剃り残しやトラブルを避けるための対策
シェービングは丁寧に行っても、どうしても剃り残しや肌トラブルが起こる場合があります。そんなときに役立つ確認方法やケアのポイントを押さえておくと安心です。鏡やライトを使った確認方法
剃り残しを減らすには、十分な明るさを確保することが必要です。昼間の自然光の下が理想ですが、難しい場合は照明や専用ライトを活用しましょう。鏡を2枚使って背面を確認したり、拡大鏡を用いて細部をチェックすれば見落としを防ぎやすいです。 剃った直後だけでなく、時間を置いてからもう一度確認すると、毛穴が落ち着いて細かなムダ毛を見つけやすくなります。襟足や背中など見えにくい部分は、鏡の角度を調節しながら慎重に目視してください。万が一の切り傷や赤みへの対処
シェービング中に切り傷を作った場合は、まず清潔な水で傷口を洗い流して雑菌の侵入を防ぎましょう。その後、軟膏や絆創膏で保護し、刺激を抑えると回復を早められます。赤みやヒリヒリ感があるときは、冷やすことも効果的です。 ただし症状がひどい場合や出血が止まらない場合は、速やかに医療機関を受診して専門的な処置を受ける必要があります。適切な応急処置によって肌トラブルを最小限に抑えることができます。背中など手が届かない部分の工夫
背中など手が届きにくい場所は、無理に腕をねじるとケガにつながる恐れがあります。背中用に柄が長いシェーバーやスポンジタイプの補助具を使うと、安全にシェービングしやすくなるでしょう。 大きめの鏡を用意したり、家族やパートナーに頼んでチェックしてもらうのも有効です。それでも自宅での処理が難しい場合は、サロンやクリニックのシェービングサービスを利用すると安心といえます。施術後も大切!シェービングとスキンケアの関係
