性感染症（STD）とは

性感染症（STD; Sexually-transmitted disease）とは、性器クラミジア感染症、性器ヘルペスウイルス感染症、尖圭コンジローマ、梅毒及び淋菌感染症など、性交渉が主な原因となり発症する感染症を指します。
性的接触により、口や性器などの粘膜や皮膚から感染しますが、オーラルセックス（口腔性交）やアナルセックス（肛門性交）などでも感染します。
※性感染症は症状がない状態も含みますので、近頃ではSTI; Sexually-transmitted Infectionsと呼ばれたりもします。

性感染症は、かゆみや痛みのような症状が問題であるだけではなく、感染症の種類によっては、もし治療をしなかった場合、不妊の原因となったり、神経や心臓などに深刻な合併症や後遺障害を残したりする場合もあります。
また、粘膜が傷つくことにより、ヒト免疫不全ウイルス（ＨＩＶ）に感染しやすくなるなど、他の感染症に罹りやすくなることもあります。

特に、生殖年齢にある女性が性感染症に罹患した場合には、母子感染（母親から赤ちゃんへの感染）により、先天性の体の障害の原因となり、放置すると障害が残る可能性もあります。

また、感染しても比較的軽い症状にとどまる場合や無症状であることも多いため、治療に結びつかないこともあります。
感染した人が気付かないままパートナーに感染させてしまうこともあります。
このため、不安を感じたら診察を受けることが大切です。

当院で治療可能な性感染症（性病）について

＜治療可能な性感染症（性病）一覧＞
・クラミジア
・マイコプラズマ／ウレアプラズマ

※性器ヘルペス、トリコモナス、カンジダ、尖圭コンジローマ、淋菌、梅毒、B型肝炎、C型肝炎、HIVの治療は 行っておりません。お近くの医療機関にご相談ください。

クラミジア（性器クラミジア感染症）、マイコプラズマ／ウレアプラズマについて

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