医療脱毛の施術を受けたいと考えている方に向けて、施術当日・前日の注意点を解説します。 せっかく施術を受けるなら、少しでも良い結果を得たいと思われるのは当然でしょう。
クリニックでの脱毛の効果を高めリスクを軽減するには、施術を受ける前に体の状態を万全に整えておくことが大切です。
たとえばどれだけ効果が高く安全性な脱毛機で施術を行っても、施術を受ける方が万全の状態でなければやけどをしてしまったり、効果が半減してしまったりすることもあります。 そこで医療脱毛を受ける前日・当日は、注意点を意識した生活を送ることが大切です。
少しでも良い結果を感じたいと思われている方は、ぜひ今回の記事で解説する注意点を参考にしてください。
医療脱毛の前日から当日までの注意点
医療脱毛の施術を受ける前日から当日までにはいくつかの注意点があります。
より高い効果を実感するには、次のような注意点を押さえておきましょう。1：ムダ毛の自己処理をしておくこと
クリニックでの施術を受ける前日には、ご自身でムダ毛を処理しておきましょう。
脱毛レーザーは体毛に含まれるメラニンに反応します。
そのため自己処理をせずに体毛が長い状態で施術を受けると、脱毛機の反応が過剰になりやけどの危険性が高まるためです。
また、熱のエネルギーが分散されてしまい、脱毛効果が低くなってしまうこともあります。
ただし施術の当日に体毛の自己処理をすると、肌へのダメージが残り医療用レーザーによる肌トラブルが起こりやすくなるリスクもあります。 クリニックで脱毛を受ける前には、3日前から前日までに処理をしておくようにしてください。 脱毛前の自己処理について、こちらの記事で詳しく解説しています。あわせてぜひご覧ください。
▶参考記事：脱毛を始めるのに適した時期は？効果が出るまでの期間も確認 2：無理な自己処理はしないこと
クリニックで施術を受ける前日には、無理に自己処理を行わないようにしましょう。
効果を高めリスクを軽減するには自己処理が必要です。
しかし手の届きにくい範囲や見えにくいところまで自己処理をしようとすると、肌を傷つけてしまう可能性もあります。
肌に傷があると医療脱毛の施術を受けられなくなることもあります。
自己処理は必要といえども、無理に行わないようにしてください。 自己処理とひと言で言っても剃る・抜く・家庭用脱毛器を使用するなど、様々な方法があります。こちらの記事では除毛・脱毛方法の種類やそれぞれの注意点についてまとめておりますので、あわせてぜひご覧ください。
▶参考記事：脱毛と除毛の違いとは？それぞれの特徴とメリット・デメリット3：自己処理で毛抜きや脱毛ワックスは使わないようにする
自己処理を行うときに毛抜きや脱毛ワックスを使わないことも、医療脱毛を受ける際に注意したいことのひとつです。
毛抜きを使用すると毛が肌の中に埋もれてしまう「埋没毛」や、毛穴内で炎症が起こる「毛嚢炎」になるリスクが高まります。
さらに毛抜きでは毛根自体が失われてしまいやすく、施術の効果が低くなってしまいます。
脱毛ワックスの使用は肌への負担が大きいので、やはり施術を受ける前日までの自己処理では避けるべきだと考えられます。
自己処理をする際には肌への負担が少ない電気シェーバーなどを使い、毛根を残す自己処理を行いましょう。4：日焼けをしないこと
施術前に気をつけたいこととして、日焼けをしないようにすることもあげられます。
クリニックで使用する脱毛レーザーは、ほとんどの機種でメラニンに反応します。
体毛の中に含まれる黒色のメラニンに対して熱エネルギーを放射し、組織を破壊する仕組みです。
そのため日焼けをして肌にメラニンが多い状態だと、レーザーが体毛ではなく肌に反応してやけどをするリスクが高まります。
また、日焼けは軽度のやけどなので、医療脱毛施術の前日や当日に日焼けをした場合、肌がダメージを負っている状態です。
いずれにしても日焼けをすると施術を受けられなくなる可能性があるため、日焼けをしないように注意してください。5：日焼け止めや制汗剤を使用しないこと
医療脱毛の前日から当日は、日焼け止めや制汗剤の使用を控えることが推奨されます。これらの製品には、肌に刺激を与える成分が含まれている場合があり、施術の際に肌トラブルを引き起こす可能性があります。特に日焼け止めは、脱毛のレーザーが皮膚の色素に反応するため、誤った反応を引き起こしやすくなります。施術前には、肌を清潔な状態に保つため、洗顔やシャワーを行い、化粧品や制汗剤をしっかりと洗い流しておきましょう。6：生理になったらキャンセルすること
もし医療脱毛を受ける前日もしくは当日に生理になったら、施術をキャンセルしてください。
生理中は基本的に、多くのクリニックでVIO脱毛が行えません。
その他の部位を施術する場合、生理のときの対応はクリニックにより変わりますが、中には生理中の施術を断るクリニックもあります。 生理中は肌が敏感になることから、痛みを感じやすく、肌トラブルが起きやすくなる時期だと言われています。
また経血による感染症のリスクも考えられます。 生理中の脱毛にはクリニック・利用者の両方にとってデメリットが多いので、あらかじめキャンセルされるのがおすすめです。7：お酒を控えること
医療脱毛を受ける前日と当日には、お酒を控えることも注意点です。
お酒を飲むと血流が良くなり体温が上がるため、肌トラブルが起こる危険性が高まります。
特に肌が弱い方やアルコールに弱い体質の方は、施術前日にはお酒を飲まないようにしてください。8：激しい運動や入浴を控えること
激しい運動や入浴も医療脱毛当日に控えるべきことです。
理由は飲酒と同様に、血流が良くなり体温が上がることから、肌トラブルが起こりやすくなるためです。
運動や入浴であれば、クリニックでの施術前日までなら行っても構わないでしょう。
しかし施術当日は激しい運動や入浴を行わないように注意してください。9：医薬品の服用や予防接種を避けること
医療脱毛の施術を受ける際の次の注意点は、医薬品の服用や予防接種を避けることです。
薬品の種類によっては、施術を行うことで副作用の発症が促されることがあります。
また予防接種後は肌が敏感になるため、トラブルへとつながりかねません。
予防接種は医療脱毛の施術前日・当日だけでなく、前後2週間はさけるようにしてください。
ただし、どうしても仕方がないときもあるでしょう。
医薬品を服用していたり、予防接種を受けたりした際には医師に相談しましょう。10：肌の保湿を行うこと
クリニックで脱毛の施術を受ける前は、意識的に肌の保湿を行うことも大切です。
肌が乾燥した状態で施術を受けると、脱毛機による照射で痛みを感じやすくなります。
また、肌トラブルも起こりやすい状態です。
脱毛の施術後は肌の保湿が欠かせないと言われます。
しかし施術前にも保湿をしたほうがリスクが低くなるので、施術を受けている間は保湿ケアを丁寧に行いましょう。医療脱毛を受けられないケース
妊娠中・生理中
医療脱毛は安全な施術方法ですが、妊娠中の女性には推奨されません。妊娠中はホルモンバランスの変化により、肌が敏感になりやすく、レーザーや光治療による刺激が通常よりも強く感じられることがあります。また、妊娠中は体調の変化や胎児への影響を考慮する必要があるため、医療脱毛は避けるべきです。
生理中の女性も、脱毛を避けた方が良い場合があります。生理中はホルモンの影響で肌が敏感になり、痛みを感じやすくなることがあります。また、出血があるため、施術部位の清潔さを保つのが難しい場合もあります。これにより、感染リスクが高まる可能性があります。タトゥー
タトゥーが施されている部位に対しては、医療脱毛が行えないことがあります。レーザーや光治療は皮膚の色素に反応するため、タトゥーのインクにも反応してしまいます。これにより、やけどや色素沈着などのリスクが高まります。そのため、タトゥーのある部位には脱毛を行わないか、避けて施術を行う必要があります。ニキビや皮膚炎
ニキビや皮膚炎がある場合、その部位に対して医療脱毛を行うことは避けるべきです。これらの状態があると、レーザーや光治療による刺激が炎症を悪化させる可能性があります。特に、重度のニキビや皮膚炎がある場合は、治療を優先し、症状が改善してから脱毛を考える方が安全です。医師と相談し、適切なタイミングで施術を受けるようにしましょう。医療脱毛後の注意点
つぎに、医療脱毛後の注意点を紹介します。保湿をおこなう
医療脱毛後の肌は一時的に乾燥しやすくなります。脱毛後は、適切な保湿を行うことが重要です。保湿クリームやローションを使用して、肌をしっかりと潤すことで、乾燥やかゆみを防ぎ、肌の回復を促進します。また、敏感肌用の保湿製品を選ぶことで、刺激を最小限に抑えることができます。日焼けを避ける
脱毛後の肌は非常に敏感になっているため、日焼けを避けることが大切です。紫外線に対する防御機能が一時的に低下しているため、日焼けするとやけどや色素沈着のリスクが高まります。外出する際には、日焼け止めをしっかりと塗り、帽子や日傘を使用して紫外線対策を徹底しましょう。激しい運動を避ける
脱毛後は、激しい運動を避けることが推奨されます。運動による汗や摩擦が、施術部位に刺激を与え、炎症やかゆみを引き起こす可能性があります。特に施術直後は、軽い運動にとどめ、体を過度に動かす活動は控えるようにしましょう。サウナや入浴は避ける
医療脱毛後は、サウナや熱いお風呂に入ることを避けるべきです。高温の環境は、脱毛後の敏感な肌に刺激を与え、炎症を引き起こす可能性があります。施術後の数日は、ぬるま湯でのシャワーにとどめ、肌を冷やすことで回復を促進することが望ましいです。お肌に刺激を与えない
脱毛後の肌は非常に敏感な状態になっているため、できるだけ刺激を与えないように心がけましょう。例えば、施術部位をこすったり、掻いたりすることは避け、ゆったりとした服を着用して肌への圧迫を防ぎます。また、香料やアルコールが含まれる化粧品は刺激が強いため、使用を控えることが推奨されます。
以上の注意点を守ることで、医療脱毛の効果を最大限に引き出し、安全かつ快適な施術後のケアを行うことができます。医師や施術者の指示を守り、適切なアフターケアを行うことが、美しい肌を保つための鍵となります。医療脱毛の効果が感じられるようになる回数
医療脱毛は、効果を実感するまでに複数回の施術が必要です。これは、毛周期と呼ばれる毛の成長サイクルが関係しているためです。一般的に、医療脱毛の効果を感じるまでには以下のような施術回数が目安となります。初回から3回目まで
初回の施術では、主に成長期にある毛がターゲットとなります。成長期の毛はレーザーの効果を受けやすく、一部の毛が脱毛されることが期待できます。しかし、休止期や退行期にある毛には効果が限定的です。このため、1回目の施術後に毛が減ったと感じることはありますが、完全な脱毛効果を実感するには至りません。 2回目から3回目の施術では、成長期に移行した新しい毛がターゲットとなります。これにより、さらに多くの毛が脱毛され、毛の量が減少していることを感じ始めます。ただし、まだ休止期や退行期にある毛が存在するため、完全な脱毛効果を実感するには時間がかかります。4回目から6回目まで
4回目から6回目の施術では、成長期の毛がさらに多くターゲットとなり、脱毛効果がより顕著に現れます。この段階では、毛の量が大幅に減少し、毛の成長が遅くなることが実感できます。また、毛の質も細くなり、目立ちにくくなります。
この頃には、毛周期の影響で新たに成長期に入った毛が少なくなってくるため、施術の間隔を広げることが可能になります。多くの人は、この時点でかなりの脱毛効果を感じ、自己処理の頻度が大幅に減少します。7回目以降
7回目以降の施術では、残っているわずかな成長期の毛がターゲットとなります。この段階では、ほとんどの毛が脱毛されているため、毛の量はごくわずかになります。施術間隔もさらに広がり、メンテナンス的な施術となる流れです。
個人差はありますが、一般的に医療脱毛の効果を最大限に感じるためには、8回から12回程度の施術が必要とされます。この回数は、施術部位や個人の毛質、毛量によっても異なります。継続的なメンテナンス
医療脱毛の効果を長期間維持するためには、定期的なメンテナンスが推奨されます。完全に毛が生えてこなくなるわけではないため、数ヶ月から1年に一度のメンテナンス施術を受けることで、脱毛効果を持続させることができます。
医療脱毛の効果を感じるまでには時間がかかりますが、定期的な施術を続けることで確実に毛の量を減らし、長期的な美肌を実現することが可能です。施術を計画的に行い、自分に合ったペースで続けることが重要です。効果を高めるだけでなく痛みの軽減にも繋がる
効果的に施術を受けるために気を付けたいポイントを紹介してきました。
しかし、これらは施術の効果を減らさないだけでなく、施術の際の痛みも軽くしてくれます。
なるべく痛みなく脱毛したいですよね。
こちらの記事では痛みをの理由について解説していますので、あわせてご覧ください。 ▶参考記事：医療脱毛は痛い？痛みを感じる理由と和らげる方法医療脱毛の施術を受ける前日・当日は注意点を意識した生活を
いかがでしたでしょうか？
この記事を読んでいただくことで、医療脱毛を受け前日と当日の注意点がご理解いただけたと思います。
医療脱毛のリスクを下げ、効果を高めるには注意点を意識した生活を送ることはもちろん、やけどや肌トラブルの危険性が少ない蓄熱式脱毛機を選ぶのがおすすめです。 ヒロクリニックでは複数の様々な脱毛コースを用意しているので、ぜひ気になるコースをチェックしてみてください。
