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花粉症ボトックス5つの施術法を比較|点鼻・ガーゼ・メロセル・注射・スプレー

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花粉症ボトックス5つの施術法を比較|点鼻・ガーゼ・メロセル・注射・スプレー

2026.02.27

花粉症ボトックス5つの施術法を比較|点鼻・ガーゼ・メロセル・注射・スプレー

医療広告ガイドラインに基づく表記
  • 本記事は一般的な情報提供を目的としており、特定の治療を推奨するものではありません
  • 治療を検討される際は、必ず医療機関で医師の診察を受けてください

花粉症ボトックスに興味を持って調べてみると、「点鼻」「ガーゼ」「メロセル」「注射」「スプレー」など複数のやり方があることに気づくかもしれません。施術法によって痛みの有無、効果の持続期間、費用感が大きく変わるため、自分に合った方法を選ぶことは治療満足度を左右する大切な判断です。

この記事では、花粉症ボトックスで現在用いられている5つの施術法を一つひとつ取り上げ、それぞれの特徴、手順、メリットとデメリットを比較します。耳鼻咽喉科と美容クリニックで選べる施術法が異なる理由や、自分の症状タイプに合った選び方のヒントも紹介するため、カウンセリング前の予備知識として役立てていただければ幸いです。

花粉症ボトックスの施術法は大きく2タイプに分かれる

花粉症ボトックスの施術法は一つではなく、現在のところ5種類の方法が臨床や美容医療の現場で用いられています。5つすべてを覚える前に、まず「大きく2つのタイプに分かれる」という全体像を押さえておくと理解がスムーズになるでしょう。ボツリヌストキシン製剤を鼻粘膜に届けるアプローチとして、「塗布・浸透で届ける方法」と「注射で直接届ける方法」の2系統があります。

非侵襲タイプ(塗布・浸透系)と侵襲タイプ(注射系)

非侵襲タイプに分類されるのは、点鼻(滴下法)、ガーゼパッキング法、メロセルスポンジ法、スプレー(噴霧)法の4つです。いずれも注射針を使用せず、薬液を鼻粘膜の表面から浸透させる仕組みとなっています。患者が感じる痛みが極めて少なく、施術時間も短いのが共通した特徴です。一方、薬液が粘膜の深層まで十分に到達しにくいという側面があり、注射法と比較して効果の持続期間がやや短い傾向が指摘されています。

侵襲タイプに該当するのは粘膜下注射法です。注射針で鼻甲介や鼻中隔の粘膜下にボツリヌストキシンを直接注入するため、薬液を確実に標的組織に届けることができます。局所麻酔が必要で痛みを伴う点がデメリットですが、効果の持続が比較的長いことが複数の臨床試験で示されています。

施術法を選ぶ際に確認したい4つの比較軸

5つの施術法を比較するうえで、チェックしておきたいのは「痛み」「施術時間」「効果の持続期間」「費用」の4項目です。花粉症ボトックスは自由診療のため、同じ施術法でもクリニックごとに料金設定が異なります。また、使用する製剤(ボトックスビスタ、ニューロノックス、レチボなど)によって投与単位あたりの価格が変わるため、単純な金額比較だけでなく「何単位をどの方法で投与するのか」までカウンセリングで確認するのが賢い選び方でしょう。

さらに、施術法の選択は医療機関の方針にも左右されます。美容クリニックではガーゼ法やメロセル法を採用するところが多い一方、耳鼻咽喉科の専門クリニックでは内視鏡下の注射法を得意とするケースも見られます。「自分が通える範囲のクリニックでどの方法が受けられるのか」を事前に把握しておくことも、施術法選びの重要なステップです。

施術法① 点鼻(滴下法)

点鼻法の手順と仕組み

点鼻法は、ボツリヌストキシンを溶解した薬液をピペットやシリンジで直接鼻腔内に滴下する方法です。施術の流れとしては、まず鼻腔内を清拭して粘膜表面の粘液や汚れを取り除き、患者に仰向けまたは頭を後傾させた姿勢をとってもらいます。その状態で薬液を片方の鼻腔あたり数滴ずつ滴下し、数分間そのままの姿勢を維持することで薬液が粘膜に浸透するのを待つという手順です。施術時間は準備を含めても10分程度で済むことが多く、5つの施術法の中で最もシンプルな方法といえるでしょう。

薬液は重力に従って鼻腔内に広がるため、特に下鼻甲介の粘膜に薬液が行き渡りやすい構造となっています。ただし、粘膜表面に薬液がとどまる時間が短いため、浸透効率は後述のガーゼ法やメロセル法と比べるとやや劣ると考えられるでしょう。滴下量が多すぎると咽頭へ流れ出てしまうため、1回あたりの投与量には上限があり、一般的には片側10〜20単位程度が用いられるケースが大半です。投与量を増やしたい場合は複数回に分けて滴下するか、他の施術法への切り替えが検討されます。なお、海外の一部クリニックでは市販の点鼻スプレー容器を流用して行う場合もあり、施術器具の標準化が今後の課題として残されている状況です。

点鼻法のメリットとデメリット

非侵襲

点鼻(滴下法)

ピペットやシリンジで薬液を鼻腔に直接滴下する

痛みほぼなし
施術時間約5〜10分
持続期間1〜3週間
痛みへの配慮麻酔不要

メリットは、注射針もスポンジの挿入も不要で、5つの方法の中で最も低侵襲である点です。施術中の不快感がほとんどなく、医療行為に恐怖心がある方でも受け入れやすいでしょう。準備が簡便なため施術時間も短く、忙しい方にとっては通院の負担が少ないのも嬉しいポイントです。費用面でもスポンジや特殊器具が不要な分、他の施術法より安価に設定しているクリニックが見られます。

デメリットとしては、薬液の粘膜接触時間が短いために浸透量が限られる点が挙げられるでしょう。そのため効果の持続期間は1〜3週間と他の方法より短めであり、花粉シーズンを通じてカバーするには複数回の施術が必要になるケースが大半です。薬液が咽頭側に流れて喉に苦味を感じる場合がある点も、事前に知っておきたい情報となっています。また、薬液が重力で鼻腔の底面に集まりやすく、中鼻甲介より上方の粘膜には薬液が行き届きにくいという構造上の限界も理解しておくとよいでしょう。

施術法② ガーゼパッキング法

ガーゼ法の手順と仕組み

ガーゼパッキング法は、ボツリヌストキシン溶液を染み込ませた医療用ガーゼを鼻腔内に留置する方法です。まず鼻腔内の清拭と必要に応じた局所麻酔(表面麻酔スプレー)を行い、薬液に浸したガーゼを鑷子(ピンセット)で丁寧に鼻腔内へ挿入します。ガーゼは下鼻甲介と鼻中隔の間に密着させるように配置し、15〜30分間そのまま留置して薬液の浸透を待ちます。

ガーゼを鼻腔内に留置することで薬液の粘膜接触時間を大幅に延長できる点が、単純な点鼻法との最大の違いです。ガーゼが粘膜表面にフィットするため、薬液が一定時間にわたって持続的に浸透していきます。TCB東京中央美容外科が「ガーゼパッキング法」として提供している施術もこのアプローチに該当し、高濃度の製剤と組み合わせることで1〜4か月の効果持続を目指すとされています。使用するガーゼの枚数や巻き方は施術者によって異なり、鼻腔のサイズや形状に合わせて調整するため、経験豊富な施術者ほど薬液の浸透効率を高める配置が可能になる傾向です。

ガーゼ法のメリットとデメリット

非侵襲

ガーゼパッキング法

薬液を染み込ませたガーゼを鼻腔内に15〜30分間留置する

痛みほぼなし
施術時間約20〜40分
持続期間2週間〜4か月
痛みへの配慮表面麻酔あり

メリットは、注射を使わないにもかかわらず比較的長い接触時間を確保でき、点鼻法よりも高い浸透効率が期待できる点です。ガーゼの配置を工夫することで下鼻甲介・中鼻甲介・鼻中隔といった複数の部位に同時に薬液を届けることも可能であり、施術者の技量次第で浸透範囲をコントロールできる柔軟性を持っています。特別な器具を必要としないためクリニック側の導入ハードルが低く、国内の美容クリニックで花粉症ボトックスを実施している施設ではこのガーゼ法を採用しているところが多い印象です。

デメリットとしては、ガーゼ留置中は鼻呼吸ができなくなるため、口呼吸に切り替える必要がある点が挙げられるでしょう。15〜30分間の留置は短い時間ではあるものの、鼻に詰め物をされている感覚に不快感を覚える方もいます。ガーゼの形状は均一ではないため、スポンジ製品と比べると粘膜への密着度にばらつきが出やすいという技術的な課題を指摘する声もあります。さらに、ガーゼ抜去時に乾燥して粘膜に付着している場合があり、その際には軽い痛みや微量の出血が生じることがまれにあるため、抜去前に生理食塩水でガーゼを湿らせる工夫をしている施設も存在するようです。

施術法③ メロセルスポンジ法

メロセルとは何か

メロセル(Merocel)は、PVA(ポリビニルアルコール)を素材とした医療用スポンジの製品名です。もともとは鼻科手術後の止血パッキング材として開発された製品で、メドトロニック社が製造しています。乾燥状態では薄い板状ですが、液体を吸収すると数倍の体積に膨張する特性を持っており、この膨張性を利用して鼻腔内の粘膜に均一に密着させることが可能です。

耳鼻咽喉科では鼻出血の止血や副鼻腔手術後のパッキングとして長年使われてきた実績があり、鼻腔内での安全性は広く確認されています。花粉症ボトックスにおいては、このメロセルにボツリヌストキシン溶液を染み込ませて鼻腔内に挿入し、薬液を粘膜に浸透させるキャリアとして活用するわけです。「メロセル」で検索すると月間390回の検索ボリュームがあることからも、この素材への関心の高さがうかがえます。

メロセル法の手順と仕組み

メロセル法の施術手順は、まず鼻腔内を清拭したうえで表面麻酔スプレーを噴霧するところから始まります。次に、乾燥状態のメロセルスポンジにボツリヌストキシン溶液をたっぷりと含ませ、鑷子を使って左右の鼻腔にそれぞれ1本ずつ挿入する流れです。メロセルは鼻腔内の水分と薬液を吸収しながら膨張し、下鼻甲介や中鼻甲介の粘膜に自然とフィットしていきます。

留置時間は20〜30分が目安とされることが多く、その間に薬液が粘膜へ継続的に浸透します。留置が終わったら糸を引いてスポンジを抜去し、鼻腔内を軽く清拭して施術完了です。Rohrbach et al.(2009, Head & Face Medicine)の研究では、1鼻腔あたり40単位のボツリヌストキシンをスポンジに含ませて適用したところ、鼻漏スコアの有意な改善が確認されました。

メロセル法のメリットとデメリット

非侵襲

メロセルスポンジ法

PVAスポンジに薬液を含ませ、膨張させて粘膜に密着させる

痛みほぼなし
施術時間約20〜40分
持続期間2週間〜2か月
痛みへの配慮表面麻酔あり

メリットは、メロセルの膨張性を利用して粘膜との密着度を高められる点です。ガーゼと比較して接触面の均一性が高く、薬液の浸透ムラが起きにくいという利点があります。PVA素材は表面が滑らかなため、抜去時に粘膜を傷つけるリスクが低い点も安全面で評価される特徴です。Shemshadi et al.のRCTでは、メロセルに含浸させたボツリヌストキシンが鼻炎症状を有意に改善したとの結果が得られています。さらに、Zand et al.(2019, Iran J Otorhinolaryngol)はゼルフォーム(吸収性スポンジ)にボツリヌストキシンを含浸させた試験で、くしゃみ・鼻漏・鼻閉・かゆみの4症状すべてで有意な改善を報告しており、スポンジ系の薬液送達法全般に対するエビデンスが蓄積されつつあります。

デメリットは、ガーゼ法と同様に留置中の鼻呼吸が制限される点と、メロセル自体が医療機器として別途コストがかかる点です。すべてのクリニックがメロセルを常備しているわけではないため、この施術法を希望する場合は事前に対応可能かどうかを問い合わせる必要があるでしょう。効果の持続期間はRohrbachの研究では12週時点でも一定の改善が維持されていたものの、個人差が大きいことも同時に報告されています。メロセルのサイズ選択を誤ると膨張後の圧迫が強くなりすぎて不快感が増す可能性があるため、施術者が鼻腔のサイズに合わせた適切な製品を選ぶことも重要な要素です。

施術法④ 粘膜下注射法

注射法の手順と注入部位

粘膜下注射法は、5つの施術法の中で唯一の侵襲的アプローチです。鼻腔内の粘膜下にボツリヌストキシンを注射針で直接注入するため、薬液を標的組織に確実に届けられる方法として位置づけられています。

施術の手順としては、まず鼻腔内に4%リドカインなどの局所麻酔薬と0.05%オキシメタゾリンなどの血管収縮薬をスプレーし、十分な麻酔効果と粘膜の充血除去を確認した後に処置へ移ります。細径の注射針(27〜30ゲージ)を用いて、鼻甲介または鼻中隔の粘膜下にボツリヌストキシン溶液をゆっくりと注入するのが基本手技です。注入部位は主に下鼻甲介の前方部、中鼻甲介、鼻中隔の3か所が選択肢となっており、施術者は内視鏡で視認しながら注入位置を決定する場合もあります。

投与量は研究によって4〜80単位と幅がありますが、Piromchai et al.(2020, Laryngoscope Investigative Otolaryngology)による用量漸増試験では、ジスポートの最小有効量は30単位前後であったと報告されています。Abtahi et al.(2013, J Res Med Sci)の比較試験では、鼻中隔への注射が下鼻甲介への注射と同等以上の症状改善をもたらし、かつ安全性が高いという結果が示されました。

注射法のメリットとデメリット

侵襲あり

粘膜下注射法

注射針で鼻甲介・鼻中隔の粘膜下に薬液を直接注入する

痛み軽度〜中程度
施術時間約15〜30分
持続期間4〜12週間
痛みへの配慮局所麻酔必須

メリットは、薬液を粘膜下の腺組織や神経終末の近傍に直接送達できるため、浸透効率が最も高い点です。臨床試験で最もデータの蓄積が多い施術法でもあり、Unal et al.(2003)の二重盲検試験やYang et al.(2008)のステロイドとの比較試験など、エビデンスの質と量の面で他の方法を上回っています。効果の持続期間も4〜12週間と比較的長く、最長で8か月の改善が報告されたケースも存在するほどです。注入部位や投与量を患者の症状パターンに合わせて細かく調整できるため、「鼻水は強いが鼻づまりは軽い」といった個別の症状プロファイルに対応しやすい柔軟性も魅力でしょう。

デメリットは、注射針を鼻腔内の粘膜に刺すため痛みが伴う点です。局所麻酔で軽減可能とはいえ、「鼻の中に注射を打つ」という行為に心理的な抵抗を感じる方は少なくないでしょう。また、注射部位からの一過性の鼻出血や、まれに注射後の鼻の乾燥感が生じる可能性もあります。施術には内視鏡や十分な耳鼻科的知識が求められるため、すべてのクリニックで提供できるわけではなく、主に耳鼻咽喉科の専門医が在籍する施設で行われる傾向です。ボツリヌストキシンの分子量が小さい製剤(ジスポートなど)を用いた場合、注入部位から周囲組織へ拡散しやすく、意図しない範囲に作用が及ぶリスクがわずかながら存在する点も認識しておく必要があるでしょう。

施術法⑤ スプレー(噴霧)法

スプレー法の手順と仕組み

スプレー法は、ボツリヌストキシン溶液を専用の噴霧デバイス(ミューコーサルアトマイザーなど)で鼻腔内に霧状に散布する方法です。2024年にCureus誌に発表されたオーストラリアの研究で注目を集めた比較的新しいアプローチであり、「Haytox」の通称でも知られています。

施術の手順は点鼻法と似ており、まず鼻腔内を清拭した後、アトマイザーを鼻孔に挿入してプランジャーを押し込むことで薬液を微細な霧状に噴霧します。薬液が霧状になることで鼻腔内の広い範囲に均一に分散するのが特徴であり、下鼻甲介だけでなく中鼻甲介や鼻天蓋にまで薬液が到達しやすい構造です。前述のCureus論文では、1鼻腔あたり25単位(レチボを50U/mLに溶解)をアトマイザーで噴霧し、4週時点で患者の90%以上が症状改善を報告したとのデータが示されています。12週時点では効果の持続に個人差が出始めるものの、過半数の患者が再施術を希望したと報告されており、患者満足度は良好であったことがうかがえます。

スプレー法のメリットとデメリット

非侵襲

スプレー(噴霧)法

専用アトマイザーで薬液を霧状に鼻腔内へ噴霧する

痛みなし
施術時間約5〜10分
持続期間2〜4週間
痛みへの配慮麻酔不要

メリットは、スポンジ留置の不快感も注射の痛みもなく、施術が極めて短時間で完了する点です。アトマイザーによる噴霧は鼻腔内への薬液分散が均一で、点鼻法のような重力依存のムラが生じにくいという技術的な利点もあります。施術時間は5〜10分程度であり、ランチタイムの来院でも十分に対応可能な手軽さが魅力でしょう。

デメリットは、2024年末に発表されたばかりの新しい手法であるため、長期的なデータの蓄積がまだ十分とはいえない点です。現時点ではパイロット研究レベルのエビデンスにとどまっており、最適な投与量や濃度、繰り返し投与の安全性については今後の大規模試験の結果を待つ必要があります。日本国内でスプレー法を提供しているクリニックも限られているため、受けられる施設を見つけること自体がハードルになる場合があるでしょう。さらに、霧状に噴霧するという特性上、薬液の一部は鼻腔の外に逃げたり咽頭側へ流れたりする可能性があり、実際に粘膜に到達する量が投与量の何割かに減るリスクも想定されます。

5つの施術法を一目で比較する

ここまで個別に解説してきた5つの施術法の特徴を、カード形式で並べて比較します。各項目を横断的にチェックすることで、自分が何を優先するかに応じた判断がしやすくなるはずです。

① 点鼻(滴下法)

痛み なし|施術時間 約5〜10分|持続 1〜3週間|侵襲 なし

最もシンプルで痛みゼロ。ただし浸透時間が短く効果は短めの傾向。手軽さ重視の方向け。

② ガーゼパッキング法

痛み ほぼなし|施術時間 約20〜40分|持続 2週間〜4か月|侵襲 なし

ガーゼ留置で浸透時間を確保。美容クリニックでの採用が多い。バランス型。

③ メロセルスポンジ法

痛み ほぼなし|施術時間 約20〜40分|持続 2週間〜2か月|侵襲 なし

PVAスポンジの膨張性で均一な密着を実現。抜去時の粘膜ダメージが少ない。

④ 粘膜下注射法

痛み 軽度〜中程度|施術時間 約15〜30分|持続 4〜12週間|侵襲 あり

薬液を標的組織に直接送達。エビデンス最多。痛みを許容できれば最も確実。

⑤ スプレー(噴霧)法

痛み なし|施術時間 約5〜10分|持続 2〜4週間|侵襲 なし

最新の手法で施術が最短。霧状噴霧で広範囲に分散。エビデンスは発展途上。

自分に合った施術法の選び方

5つの施術法にはそれぞれメリットとデメリットがあるため、「どれが最も優れているか」を一概に決めることはできません。大切なのは、自分が何を重視するかに応じて方法を選ぶことです。以下に、優先項目別の選び方を整理しました。

痛みが苦手な方に向いている施術法

痛みや不快感をできるだけ避けたい方には、点鼻法またはスプレー法が第一候補となるでしょう。どちらも鼻腔内にスポンジを挿入する必要がなく、施術中の違和感が最小限に抑えられます。特にスプレー法は噴霧が一瞬で完了するため、施術時間の短さも含めて心理的ハードルが最も低い方法と言えます。ガーゼ法やメロセル法も痛みはほとんど感じないものの、スポンジ留置中に鼻が詰まった感覚に不快感を覚える方がいるため、事前にどの程度の異物感があるのかをカウンセリングで確認しておくと安心です。注射法は唯一針を使う方法ですが、極細針と局所麻酔の併用により実際の痛みは「チクッとする程度」と表現する患者も多く、想像より負担が軽かったという声も少なくないようです。

効果の持続期間を重視する方に向いている施術法

効果をできるだけ長く持続させたい方には、注射法またはガーゼ法が適しています。注射法は薬液を直接的に粘膜下へ送達するため浸透効率が高く、臨床試験では4〜12週間の効果持続が確認されたケースが複数あります。ガーゼ法も長時間の留置と高濃度製剤の組み合わせにより、クリニックによっては最長4か月の持続を謳う施設も見られるほどです。ただし持続期間は個人差が大きく、同じ施術法でも症状の重さや体質によって結果は異なる点には留意が必要でしょう。初回の施術で自分の持続パターンを確認し、2回目以降のタイミングを医師と相談しながら決めるという進め方が現実的な選択肢となります。

耳鼻咽喉科と美容クリニック、どちらで受けるべきか

花粉症ボトックスは耳鼻咽喉科でも美容クリニックでも受けることが可能ですが、提供されている施術法に違いがある場合がほとんどです。美容クリニックではガーゼ法やメロセル法を中心とした非侵襲アプローチを採用するところが多く、施術の手軽さと痛みの少なさを重視した設計になっています。一方、耳鼻咽喉科では内視鏡を用いた注射法を選択できる施設があり、鼻腔内の解剖に精通した専門医による精密な施術が期待できるでしょう。

「とにかく痛くない方がいい」「手軽にサッと済ませたい」という方は美容クリニックが合いやすく、「多少の痛みは許容するので確実に長く効かせたい」「鼻の中の状態もしっかり診てもらいたい」という方は耳鼻咽喉科が候補となります。花粉症ボトックスは保険適用外の自由診療であり、医療機関によって施術法だけでなく使用する製剤のブランドや投与量も異なる点を理解しておくことが大切です。同じ「花粉症ボトックス」というメニュー名であっても、A院では点鼻法で20単位、B院ではガーゼ法で80単位というように、内容が大きく異なるケースは珍しくありません。

いずれの場合も、カウンセリング時にどの施術法を採用しているか、投与量は何単位か、使用製剤は何かを必ず確認するようにしてください。複数の医療機関でカウンセリングを受け、施術内容と料金を比較したうえで判断するのも一つの方法です。

よくある質問

花粉症ボトックスで最も痛みが少ない施術法はどれですか?
点鼻法とスプレー法は注射針もスポンジ挿入も不要で、痛みはほぼゼロです。ガーゼ法とメロセル法も注射は使いませんが、スポンジ留置中の異物感があります。注射法のみ針を刺すため軽度〜中程度の痛みがありますが、事前の局所麻酔で大幅に軽減できます。
メロセルとは何ですか? 花粉症ボトックスでどう使いますか?
メロセルはPVA(ポリビニルアルコール)素材の医療用スポンジで、メドトロニック社が製造しています。鼻科手術のパッキング材として長年使われてきた製品です。花粉症ボトックスでは、このメロセルにボツリヌストキシン溶液を染み込ませて鼻腔内に留置し、膨張したスポンジから薬液を粘膜に浸透させる使い方をします。
施術法はクリニックによって異なりますか?
はい、クリニックごとに採用している施術法は異なります。美容クリニックではガーゼ法やメロセル法が多く、耳鼻咽喉科では注射法を提供している施設もあります。カウンセリング時にどの方法で施術を行うのかを確認してから予約を進めることをお勧めします。
ガーゼ法とメロセル法の違いは何ですか?
どちらも薬液を染み込ませた素材を鼻腔内に留置する方法ですが、使う素材が異なります。ガーゼは布素材のため施術者の技量で密着度が左右されやすい一方、メロセルはPVAスポンジが自ら膨張して粘膜にフィットする特性を持ちます。抜去時の粘膜ダメージもメロセルの方が少ないとされています。

⚠ 自由診療に関する必須情報

  • 治療名称 ── ボツリヌストキシン製剤の鼻腔内投与による花粉症治療
  • 本治療は公的医療保険が適用されない自由診療です
  • 費用の目安 ── 1回あたり12,100円(税込)〜※クリニックにより異なります
  • 治療回数 ── 施術法により異なるが1シーズンに1〜3回の施術が目安
  • リスク・副作用 ── 鼻の乾燥感、一過性の鼻出血、まれに頭痛が生じることがある。注射法では注射部位の痛みや内出血の可能性あり
  • ボトックスビスタの国内承認適応は眉間・目尻のしわ等であり、鼻腔内投与は適応外使用となります

まとめ

花粉症ボトックスの施術法は、点鼻・ガーゼ・メロセル・注射・スプレーの5種類があり、痛みの有無、施術時間、効果の持続期間がそれぞれ異なります。点鼻法やスプレー法は痛みがほぼなく手軽ですが効果の持続はやや短め、ガーゼ法やメロセル法は留置時間を確保して浸透効率を高める中間的なアプローチ、注射法は痛みを伴うもののエビデンスが最も豊富で持続も長い傾向にあります。

どの施術法が「正解」かは、痛みへの許容度、求める持続期間、通院できるクリニックの提供メニューによって変わるため、一概には決められません。花粉症ボトックスの効果を支える仕組みは作用機序の解説記事で、治療全体の概要は花粉症ボトックスとは?で詳しくまとめています。カウンセリングの際には「どの施術法で」「何単位を」「どの製剤で」行うのかを必ず確認し、自分に最も合った方法で花粉シーズンを乗り切ってください。

花粉症ボトックスの施術法や自分の症状に合うかどうかを詳しく知りたい方は、医師による診察をご利用ください。当院では花粉症ボトックスの無料カウンセリングを実施しております。お気軽にご予約ください。

※本記事は医師監修のもと作成しています。記載内容は2025年時点の情報に基づいており、最新の知見とは異なる場合があります。個人の感想です。効果には個人差があります。

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