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花粉症ボトックスの安全性と副作用|エビデンスに基づく解説

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花粉症ボトックスの安全性と副作用|エビデンスに基づく解説

2026.02.28

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  • 本記事は一般的な情報提供を目的としており、特定の治療を推奨するものではありません
  • 治療を検討される際は、必ず医療機関で医師の診察を受けてください

花粉症ボトックスの安全性と副作用|エビデンスに基づく解説

花粉症ボトックスに興味を持ちつつも、「副作用はないのか」「ボトックスを鼻に使って危険ではないか」という不安を感じている方は多いのではないでしょうか。ボツリヌストキシンという名前から「毒素」を連想し、安全性に疑問を持つのはごく自然なことです。

この記事では、花粉症ボトックスの副作用と安全性を臨床試験のデータに基づいて正直に解説します。報告されている副作用の種類と頻度、デメリット、施術を受けられない方の条件(禁忌)、そして安全性を裏付けるエビデンスの現状まで、リスクを正しく理解したうえで治療を判断できるようにまとめました。花粉症ボトックスの基本的な仕組みは花粉症ボトックスとはで解説しています。

花粉症ボトックスの副作用一覧

花粉症ボトックスの副作用は、複数の臨床試験を通じて系統的に調査されています。結論から述べると、報告されている副作用はいずれも軽微で一過性のものに限られており、重篤な有害事象はこれまでの臨床試験で報告されていません。

臨床試験で報告された副作用

鼻の乾燥感 発生率 約4%

Hashemiらの試験(2013年, PMID: 23612494)でBTX-A群の4%に報告。ボツリヌストキシンが鼻腺の分泌を抑制する作用の延長線上にある症状であり、効果の一部ともいえます。通常は数日〜1週間で自然に軽減し、保湿スプレー等で対処可能です。

一過性の鼻出血 発生率 約4%

同じくHashemiらの試験でBTX-A群の4%に報告。施術時の物理的な刺激(ガーゼ挿入や注射針)に起因するもので、ボツリヌストキシンの薬理作用による副作用ではありません。注射法で発生しやすく、非侵襲法(点鼻・スプレー)ではリスクが低くなります。

一過性の頭痛 まれ

美容領域でのボトックス施術では頭痛が報告されることがありますが、花粉症ボトックス(鼻腔内投与)の臨床試験では頭痛の報告頻度は極めて低いとされています。発生した場合も軽度で自然に消失します。

注射部位の不快感(注射法のみ) 発生率 低い

注射法では施術時の痛みや違和感が生じる場合がありますが、表面麻酔・局所麻酔の使用でコントロール可能です。Braunらの鼻中隔注射のパイロット試験(2012年, PMID: 21419514)では不快感のVASスコアが0.76/10と非常に低く、忍容性の高さが示されています。非侵襲法(点鼻・ガーゼ・スプレー)では注射に伴う不快感はありません。

中和抗体の形成 極めてまれ

繰り返し投与によりボツリヌストキシンに対する中和抗体が体内で形成され、以降の施術で効果が低下する可能性がごく稀に報告されています。適切な投与間隔(最低2〜3週間)を守り、必要以上の高用量投与を避けることでリスクを低減できます。

注目すべき点:花粉症ボトックスの臨床試験では、プラセボ群(生理食塩水など)でも類似の軽微な副作用が報告されています。つまり、報告された副作用の多くはボツリヌストキシンの薬理作用ではなく、鼻腔内に器具を挿入する施術操作そのものに起因すると考えられています。

内服薬の副作用との比較

花粉症ボトックスの副作用プロファイルは、従来の内服薬と比較すると際立って軽微です。Hashemiらの試験では、セチリジン(第二世代抗ヒスタミン薬)群の44%に眠気が報告されたのに対し、ボツリヌストキシン群で眠気を訴えた患者はゼロでした。

抗ヒスタミン薬の眠気は日常生活への影響が大きく、車の運転や機械操作の制限、仕事の集中力低下、学業への支障といった「生活の質を下げる副作用」です。花粉症ボトックスは中枢神経に作用しないため、こうした全身性の副作用が原理的に生じません。副作用の種類と生活への影響度を比べると、花粉症ボトックスの安全性上の優位点が明確になります。作用機序の違いについては花粉症ボトックスの作用機序で詳しく解説しています。

花粉症ボトックスは危険なのか?安全性のエビデンス

「ボツリヌストキシン=ボツリヌス菌の毒素」というイメージから、花粉症ボトックスの危険性を心配される方は少なくありません。ここでは、臨床試験のデータに基づいて安全性を客観的に評価します。

メタアナリシスが示す安全性

Rinzin et al. (2021) ── 系統的レビュー・メタアナリシス
対象9件のRCT・340名
掲載誌Int Forum Allergy Rhinol
PMID33956405
安全性評価安全・忍容性高い

Rinzinらが9件のランダム化比較試験(計340名)を統合解析した結果、ボツリヌストキシンの鼻腔内投与は「安全で忍容性が高い」と結論づけられました。このメタアナリシスは花粉症ボトックスの安全性を評価した最も包括的なエビデンスであり、重篤な有害事象は報告されていません。

個別のRCTにおける安全性データ

メタアナリシスに含まれる個別の臨床試験でも、一貫して良好な安全性が示されています。

Bates et al. (2025) ── Phase 1臨床試験(噴霧法)
対象鼻炎患者15名
PMID41139237
重篤な有害事象なし

2025年に発表された最新のPhase 1試験では、噴霧法による40単位のボツリヌストキシン投与で12週間の追跡を行い、重大な有害事象は報告されませんでした。「Haytox」として海外で広がりつつある鼻腔内噴霧の安全性データを初めて提供した試験として注目されています。

Carvalho et al. (2022) ── プラセボ対照RCT
対象特発性鼻炎患者27名
PMID35602280
重大な副作用なし
Sapci et al. (2008) ── プラセボ対照RCT
対象特発性鼻炎患者20名
PMID18444492
有害事象報告なし

これらの試験に共通する知見は、鼻腔内投与されたボツリヌストキシンが全身に広がるリスクは極めて低く、作用は投与部位の鼻粘膜に限局されるという点です。美容領域での顔面注射と異なり、鼻腔の粘膜下に留まるため、まぶたの下垂や表情の変化といった美容ボトックス特有のリスクは原理的に生じません。

ボツリヌストキシンの安全性に関する基本知識

「ボツリヌス菌の毒素」と聞くと危険な印象を受けますが、医療用ボツリヌストキシン製剤は毒素の精製品であり、生きたボツリヌス菌は一切含まれていません。1989年にFDAが眼瞼痙攣の治療薬として初承認して以来、30年以上にわたり世界中の医療現場で使用されてきた実績があります。

花粉症ボトックスで使用される投与量(20〜80単位程度)は、致死量(推定約2,500〜3,000単位)と比較して極めて微量です。美容領域では顔面に数十単位を注射する施術が日常的に行われており、花粉症治療での使用量はそれと同等かそれ以下の範囲にあります。

エビデンスの現状について:花粉症ボトックスの安全性は複数の臨床試験で確認されていますが、いずれも比較的小規模(数十名〜数百名)の研究です。数千名規模の大規模長期試験はまだ実施されておらず、長期的な安全性については今後のさらなる検証が待たれます。現時点の安全性データは有望ですが、「安全性が完全に確立された」とまでは言い切れない段階であることも正直にお伝えしておきます。

花粉症ボトックスのデメリット

花粉症ボトックスには副作用以外にも、治療を受ける前に知っておくべきデメリットがあります。安全性の問題とは性質が異なりますが、治療選択の判断に欠かせない情報です。

❶ 保険適用外の自由診療であり、費用が自己負担

花粉症ボトックスは保険が使えないため、内服薬やレーザー治療と比べて経済的な負担が大きくなります。1回あたり12,100円(税込)〜が目安で、1シーズンに複数回の施術が必要です。費用の詳細は花粉症ボトックスの費用と保険適用についてで解説しています。

❷ 根本治療ではなく、毎シーズン施術が必要

花粉症ボトックスは症状を一時的に抑える対症療法であり、アレルギー体質そのものを改善する治療ではありません。舌下免疫療法のように「治療を卒業する」ことはできず、毎年花粉シーズンに施術を受け続ける必要があります。

❸ 日本国内では花粉症治療としての薬機法承認がない

鼻腔内へのボツリヌストキシン投与は国内で承認された適応に含まれておらず、医師の裁量による適応外使用(オフラベル使用)として施術が行われます。個人輸入製剤を使用する場合、公的な医薬品副作用被害救済制度の対象外となるケースがある点も把握しておく必要があります。

❹ 効果の持続期間に個人差がある

同じ施術を受けても、効果が1か月程度で薄れる方もいれば3か月近く持続する方もいます。施術法、投与量、個人の神経応答性、花粉の飛散量などが持続期間を左右します。効果と持続期間の詳細は花粉症ボトックスの効果と持続期間をご参照ください。

❺ 鼻づまりへの効果は限定的

花粉症ボトックスは鼻水・くしゃみへの効果が高い一方、鼻づまり(鼻閉)への効果はやや限定的です。鼻閉が主訴の方はステロイド点鼻薬の併用やレーザー治療を検討するほうが適切な場合があります。他の治療との比較は花粉症治療比較で紹介しています。

花粉症ボトックスのメリット

デメリットがある一方で、他の花粉症治療にはない明確なメリットも存在します。デメリットと照らし合わせて、自分にとってどちらの比重が大きいかを判断してください。

✓ 眠気・倦怠感がない

中枢神経に作用しないため、抗ヒスタミン薬に多い眠気やだるさが生じません。車の運転、受験勉強、精密作業を行う方にとっては実用上の大きなメリットです。

✓ 痛みやダウンタイムがほぼない(非侵襲法の場合)

点鼻やガーゼ法なら注射不要で痛みがなく、施術後すぐに日常生活に戻れます。レーザー治療のような回復期間(1〜2週間の鼻閉悪化)もありません。

✓ 即効性がある

施術法にもよりますが、早い方は当日〜数日で効果を実感できます。内服薬の効き始めを待つ必要がなく、花粉飛散が始まってからでも間に合う治療です。

✓ 他の治療と併用できる

抗ヒスタミン薬やステロイド点鼻薬とは作用経路が異なるため、併用が可能です。既存治療では抑えきれない症状を補完する「追加の一手」として使えます。

✓ 毎日の服薬管理が不要

1回の施術で2週間〜数か月間効果が持続するため、毎日の飲み忘れを心配する必要がありません。服薬コンプライアンスが低い方にも適した治療です。

✓ 繰り返し治療しても効果が低下しにくい

美容領域での長年の使用実績から、ボツリヌストキシンの繰り返し投与で効果が減弱するケースは一般的ではないとされています。ただし極めて稀に中和抗体が形成される可能性はあります。

施術を受けられない方(禁忌)

花粉症ボトックスの安全性が臨床試験で確認されているとはいえ、すべての方が施術を受けられるわけではありません。以下に該当する方は施術の対象外となります。

妊娠中・授乳中の方

ボツリヌストキシンの胎児や乳児への影響は十分に研究されていないため、妊娠中・授乳中は安全策として施術を行いません。

3か月以内に妊娠を予定している方

女性だけでなく、男性も施術後少なくとも3か月間は避妊が推奨されます。

ボツリヌストキシン製剤に対して過敏症の既往がある方

過去にボトックスビスタ®や他のボツリヌストキシン製剤でアレルギー反応が出た方は使用できません。

神経・筋疾患をお持ちの方

重症筋無力症やランバート・イートン症候群などの神経筋接合部の疾患がある方は、ボツリヌストキシンの作用が増強されるリスクがあるため禁忌です。

18歳未満の方

花粉症ボトックスの臨床試験は成人を対象に行われており、18歳未満の方に対する有効性と安全性は確認されていません。

上記以外にも、服用中の薬剤(特にアミノグリコシド系抗菌薬など、神経筋伝達に影響する薬)がある場合は、カウンセリング時に必ず医師に伝えてください。

施術前に確認すべきこと

花粉症ボトックスの安全性を最大限に確保するために、施術前のカウンセリングで以下の点を確認することを推奨します。

使用する製剤の種類と製造元

ボトックスビスタ®(アラガン社)、ニューロノックス®(Medy-Tox社)、ボツラックス®(Hugel社)など、使用される製剤は複数あります。製剤の種類によって安全性のデータ量や品質管理の基準が異なるため、どの製剤を使うのかを事前に確認しましょう。

施術を担当する医師の経験

花粉症ボトックスは医師の裁量に基づく自由診療であり、施術の質は医師の知識と経験に依存します。耳鼻咽喉科の専門知識を持つ医師、またはボツリヌストキシン治療の経験が豊富な医師が担当するクリニックを選ぶことが安全性の担保につながります。

副作用が生じた場合の対応体制

万が一副作用が生じた場合にどのような対応をしてもらえるか、施術後に連絡できる体制があるかを確認しておくと安心です。アフターフォローの有無はクリニック選びの重要な判断材料です。

適応外使用であることの説明と同意

花粉症ボトックスは国内承認の適応外使用にあたります。この点について医師から十分な説明があり、リスクを理解したうえでの同意(インフォームドコンセント)が行われているかどうかは、そのクリニックの誠実さを測るバロメーターです。

よくある質問

花粉症ボトックスに副作用はありますか?

臨床試験で報告されている副作用は鼻の乾燥感(約4%)と一過性の鼻出血(約4%)が主なものです。いずれも軽微で自然に回復し、重篤な有害事象は報告されていません。

花粉症ボトックスは危険ですか?

9件のRCT・340名のメタアナリシスで「安全で忍容性が高い」と結論づけられています。ただし国内では花粉症治療としての薬機法承認がないため、適応外使用のリスクを理解したうえで受けることが前提です。

ボトックスが体中に広がって危険なことはありませんか?

花粉症ボトックスで使用される投与量(20〜80単位)は極めて微量であり、鼻粘膜の局所に留まります。全身に影響が及ぶリスクは極めて低く、これまでの臨床試験でもそのような報告はありません。

花粉症ボトックスのデメリットは何ですか?

保険適用外で費用が自己負担であること、根本治療ではなく毎シーズン施術が必要なこと、国内未承認の適応外使用であること、鼻づまりへの効果が限定的であることが主なデメリットです。

繰り返し施術しても安全ですか?

ボツリヌストキシンの繰り返し使用で効果が低下するケースは一般的ではないとされています。ただし極めて稀に中和抗体が形成される可能性があり、適切な投与間隔と用量を守ることが大切です。

効果がない場合はどうすればよいですか?

投与量の調整、施術法の変更、製剤の切り替えなどで改善する場合があります。また、花粉症以外の原因(副鼻腔炎や鼻中隔湾曲症など)が隠れている可能性もあるため、効果が不十分な場合は医師に相談してください。

まとめ

花粉症ボトックスの副作用は、臨床試験のデータに基づく限り軽微で一過性のものに限られています。鼻の乾燥感と一過性の鼻出血が主な副作用として報告されていますが、発生率は低く、重篤な有害事象の報告はありません。9件のRCT・340名を対象としたメタアナリシスでも「安全で忍容性が高い」と結論づけられており、現時点で得られているエビデンスは良好です。

一方で、保険適用外の自由診療であること、国内未承認の適応外使用であること、大規模長期試験がまだ実施されていないことはデメリットとして正直に認識しておく必要があります。メリットとデメリットの両方を正しく理解し、不安な点はカウンセリングで医師に確認したうえで、自分にとって最適な治療法を選んでください。

花粉症ボトックスの安全性や副作用について不安がある方は、無料カウンセリングにてお気軽にご相談ください。使用する製剤、施術法のリスク、ご自身の体質に合った治療プランを医師が丁寧にご説明します。

⚠ 自由診療に関する必須情報

  • 治療名称 ── ボツリヌストキシン製剤の鼻腔内投与による花粉症治療
  • 本治療は公的医療保険が適用されない自由診療です
  • 費用の目安 ── 1回あたり12,100円(税込)〜※クリニックにより異なります
  • 治療回数 ── 1シーズンに2〜3回の施術が目安
  • リスク・副作用 ── 鼻の乾燥感、一過性の鼻出血、まれに頭痛が生じることがある
  • ボトックスビスタの国内承認適応は眉間・目尻のしわ等であり、鼻腔内投与は適応外使用となります

※本記事は医師監修のもと作成しています。記載内容は2025年時点の情報に基づいており、最新の知見とは異なる場合があります。個人の感想です。効果には個人差があります。

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