
エクソソームの効果はいつまで続く?3ヶ月?半年?医師が教える持続期間と最適な施術スケジュール
2025.11.26
美容施術トピックお役立ち情報
エクソソーム治療は現在研究段階の治療法であり、すべての効果が医学的に確立されているわけではありません。本記事の内容は情報提供を目的としており、医療行為を推奨するものではありません。効果には個人差があり、記載された期間や結果を保証するものではありません。治療をご検討の際は、必ず医療機関で医師の診察を受け、十分な説明を受けた上でご判断ください。
エクソソーム治療を受けたいけれど「効果はどのくらい続くの?」「何回通えばいいの?」といった疑問を抱えていませんか。美容やアンチエイジング、薄毛治療など幅広い分野で注目を集めるエクソソームですが、効果の持続期間や最適な施術頻度については、クリニックによって説明が異なることもあり、判断に迷う方も多いでしょう。
本記事では、エクソソーム治療の効果持続期間について、国内外の研究データに基づいた情報を詳しく解説します。具体的には、効果が続く期間の目安、効果を実感できるまでのタイムライン、最適な施術スケジュール、そして効果を長持ちさせる方法まで網羅的に紹介していきます。この記事を通じて、あなたの治療計画や予算設計に役立つ実用的な情報をお届けします。
エクソソーム治療の効果持続期間【結論】
エクソソーム治療を検討する際、最も気になるのが「効果はどのくらい続くのか」という点でしょう。治療費用や通院スケジュールを考える上でも、持続期間の把握は欠かせません。ここでは、複数の医療機関のデータを基に、エクソソーム治療の効果持続期間について詳しく解説していきます。
効果の持続期間は3〜6ヶ月が標準
エクソソーム治療の効果持続期間については、多くの医療機関において3〜6ヶ月程度が標準的な期間として案内されています。しかし、この期間には個人差があり、治療の目的や施術方法、個々の体質によって大きく変わることを理解しておく必要があります。
美容目的でエクソソーム治療を受けた場合、多くの医療機関では4〜6ヶ月程度の持続期間が報告されています。一方、AGA(男性型脱毛症)や薄毛治療を目的とした場合は、3〜6ヶ月の持続期間とされることが一般的です。疲労回復や健康維持を目的とした全身治療では、2〜3ヶ月程度と比較的短い傾向にあります。
| 目的 | 持続期間(目安) | 一般的な施術頻度 |
|---|---|---|
| 美肌・アンチエイジング | 4〜6ヶ月 | 月1回 |
| AGA・薄毛治療 | 3〜6ヶ月 | 2週間に1回 |
| 疲労回復・健康維持 | 2〜3ヶ月 | 月2回 |
※これらの期間はあくまでも目安であり、効果には個人差があります。
効果を実感できるまでの期間
エクソソーム治療を受けた後、どのくらいで効果を感じられるのかは、多くの方が気になるポイントです。施術後数日〜2週間で初期的な変化を感じる方が多いとされています。肌のハリや潤いの改善、疲労感の軽減など、比較的早期に現れる変化もあります。
より明確な効果が現れるのは、1〜3ヶ月経過した頃からです。この時期になると、細胞レベルでの変化が進み、より実感しやすい変化として現れてきます。早期に効果を実感できなくても、細胞レベルでは変化が進行している可能性があるため、少なくとも数回は継続して様子を見ることが望ましいとされています。
効果が薄れるサインと対処法
エクソソーム治療の効果は永続的ではなく、時間の経過とともに徐々に減少していきます。効果が減少している主なサインとして、肌のハリや弾力の変化、肌のくすみや透明感の変化、疲労感の再来、髪のボリューム感の変化などが挙げられます。
これらのサインが現れた場合、変化に気づいた時点で医師に相談し、次回施術について検討することが推奨されます。効果が完全に切れる前に継続する方が、良好な状態を保ちやすくなる傾向があります。また、生活習慣の見直しも重要です。睡眠時間の確保、バランスの取れた食事、適度な運動などを心がけることで、治療効果をサポートできる可能性があります。
エクソソームとは?効果のメカニズムを科学的に解説
エクソソームの基本知識
エクソソームは、細胞から分泌される直径30〜150ナノメートル(nm)の微小な細胞外小胞です。すべての細胞から放出されるこの微粒子には、タンパク質、脂質、核酸(mRNAやマイクロRNA)などが含まれており、細胞間の情報伝達に関与していることが研究で示されています[1]。
医療や美容分野で使用されるエクソソームは、主に幹細胞を培養する際に得られる培養上清液から抽出されます。幹細胞培養上清液は培養した際に得られる液体全体を指し、エクソソームだけでなく多様な成長因子やタンパク質が混在しています。一方、エクソソームは、その培養上清液から特定の方法で抽出・精製された成分です。
なぜ効果が持続するのか?作用メカニズム
エクソソーム治療が一定期間効果を示す可能性がある理由は、その独特な作用メカニズムにあります。第一のメカニズムは、細胞間情報伝達です。エクソソームは、含まれるmRNAやマイクロRNAを標的細胞に届けることで、遺伝子発現に影響を与える可能性があることが研究で示されています[1]。
第二のメカニズムは、抗炎症作用です。エクソソームに含まれるサイトカインは、炎症反応に影響を与える可能性があることが研究されています[2]。第三のメカニズムは、細胞外マトリックスの産生促進です。2023年のJournal of Cosmetic Dermatologyの臨床試験では、脂肪由来幹細胞のエクソソームとマイクロニードリングを組み合わせた治療が、顔の皮膚の老化に対して変化を示すことが確認されました[3]。
2025年のDermatology and Therapy誌では、エクソソーム治療による皮膚の変化が長期間観察されたケーススタディが報告されています[4]。また、Journal of Cosmetic Dermatologyのシステマティックレビュー(2023年)では、AGA治療におけるエクソソームの使用について、複数の研究が報告されています[5]。
上記の研究結果は、特定の条件下での観察結果であり、すべての方に同様の効果があることを保証するものではありません。エクソソーム治療はまだ研究段階の治療法であり、長期的な安全性や有効性については、さらなる研究が必要とされています。
他の美容治療との効果持続期間比較
エクソソーム治療の持続期間を客観的に評価するため、他の一般的な美容治療と比較してみましょう。ヒアルロン酸注射は、一般的に6〜12ヶ月程度の持続が報告されています。ボトックス注射は、一般的に3〜6ヶ月程度の持続が報告されています。レーザー治療は、効果は施術直後から現れますが、持続という概念が異なります。
| 治療法 | 持続期間(目安) | 作用の特徴 | 費用相場(1回) |
|---|---|---|---|
| エクソソーム | 3〜6ヶ月 | 細胞への作用 | 5〜10万円 |
| ヒアルロン酸 | 6〜12ヶ月 | 充填・ボリューム補充 | 5〜8万円 |
| ボトックス | 3〜6ヶ月 | 筋肉弛緩 | 3〜6万円 |
| レーザー治療 | 処理時点での効果 | 物理的組織処理 | 3〜15万円 |
※費用は地域やクリニックによって大きく異なります。
エクソソーム治療の効果が実感できる症状別ガイド
美肌・アンチエイジング効果
エクソソーム治療が最も広く利用されているのが、美肌やアンチエイジングの分野です。エクソソームに含まれる成長因子が線維芽細胞に作用し、コラーゲンやエラスチンの産生に影響を与える可能性があることが研究されています。肌質の改善として、キメ、ハリ、弾力への作用が挙げられます。
美肌・アンチエイジング目的の場合、変化の実感は施術後2週間〜1ヶ月程度から始まることが多く、持続期間は4〜6ヶ月程度とされています。初回の施術では大きな変化を感じない方もいますが、継続することで累積的な変化が現れる可能性があります。
AGA・薄毛改善効果
男性型脱毛症(AGA)や女性型脱毛症(FAGA)に対するエクソソーム治療も、近年注目を集めている研究分野です。Journal of Cosmetic Dermatologyのシステマティックレビュー(2023年)では、AGA治療におけるエクソソームの使用について、複数の研究で様々な結果が報告されています[5]。また、Aesthetic Plastic Surgery誌の2024年の前向き研究では、エクソソーム注射がAGAに対して変化を示したことが報告されています[6]。
AGA・薄毛治療の場合、変化の実感には3〜6ヶ月程度を要することが多く、持続期間は6ヶ月〜1年程度とされています。毛髪の成長サイクルは数ヶ月単位であるため、美肌治療と比較して効果の発現に時間がかかる傾向があります。
健康・免疫力向上効果
美容分野以外にも、エクソソームは全身の健康維持を目的とした治療にも研究されています。疲労回復の促進、免疫力への影響、慢性炎症の抑制などが研究領域となっています。健康維持を目的とした場合、変化の実感は施術後数日〜1週間程度と比較的早く、持続期間は2〜3ヶ月程度とされています。
効果を最大化する最適な施術頻度・回数
推奨される施術スケジュール
エクソソーム治療の施術スケジュールは、一般的に初期集中期と維持期の2つのフェーズに分けて考えられます。初期集中期では、2週間に1回のペースで3〜5回の施術を行うことが推奨されることが多いです。細胞のターンオーバーサイクルは部位によって異なりますが、おおむね2〜4週間程度です。
初期集中期を終えた後は、維持期に移行します。この段階では、月1回程度のメンテナンス施術が推奨されることが一般的です。個人の状態や目標によっては、2ヶ月に1回程度に頻度を減らすことも可能ですが、その場合は効果の持続期間が短くなる可能性があります。
1回だけでも効果はある?
1回のみの施術でも、一時的な肌質の変化や疲労感の軽減といった反応が得られる可能性があります。しかし、こうした反応は持続性が低く、1回のみの施術では数週間から1ヶ月程度で元の状態に戻ってしまうことが一般的です。複数回の施術が推奨される理由は、細胞の再生と組織の修復には時間がかかるという生物学的な事実に基づいています。
継続治療のメリットとコスト
継続治療の最大のメリットは、累積効果による質的向上です。1回目の施術で得られる改善を基盤として、2回目、3回目と重ねることで、より深く、より広範囲な変化が現れる可能性があります。月1回のペースで1年間継続した場合、施術費用を1回8万円と仮定すると、年間96万円となります。
| 施術回数 | 期間 | 費用目安(1回8万円) | 1ヶ月あたり |
|---|---|---|---|
| 初期集中5回 | 2.5ヶ月 | 40万円 | 16万円 |
| 維持期12回 | 1年 | 96万円 | 8万円 |
| 維持期6回 | 1年 | 48万円 | 4万円 |
※費用は地域やクリニックによって大きく異なります。
エクソソーム治療の施術方法と各特徴
点滴療法と局所注射
点滴療法は、エクソソームを生理食塩水などに溶かし、静脈から体内に注入する方法です。全身の細胞に対してエクソソームが行き渡るため、包括的な作用が期待できるのが特徴です。所要時間は30〜60分程度で、痛みはほとんどありません。全身のエイジングケア、疲労回復、免疫力向上などに適しています。
局所注射は、気になる部位に直接エクソソームを注入する方法です。ピンポイントで高濃度のエクソソームを届けられることが特徴です。顔のシワやたるみ、頭皮のAGA治療などに用いられます。施術は医師が手打ちで行い、施術時間は部位や範囲によりますが、顔全体で15〜30分程度です。
ダーマペン・水光注射
ダーマペンは、微細な針で肌に無数の穴を開け、そこからエクソソームを浸透させる方法です。水光注射は、エクソソームを肌の浅い層に均一に注入する専用機器を使用します。肌全体への均一な導入と浸透率の向上が特徴です。肌質改善全般、毛穴の開き、ニキビ跡、小ジワ、くすみなどに適しています。
各施術方法の持続期間比較
| 施術方法 | 効果範囲 | 持続期間(目安) | 痛み | 費用相場 |
|---|---|---|---|---|
| 点滴 | 全身 | 3〜4ヶ月 | ほぼなし | 5〜10万円 |
| 注射 | 局所 | 4〜6ヶ月 | 軽度 | 3〜8万円 |
| ダーマペン | 顔 | 3〜5ヶ月 | 中程度 | 4〜7万円 |
| 水光注射 | 顔 | 3〜5ヶ月 | 軽度 | 5〜8万円 |
※持続期間は個人差があり、上記は一般的な目安です。
副作用・リスクと効果が出ない原因
主な副作用と発生率
エクソソーム治療における副作用は、一般的に軽度であり、重篤なものはほとんど報告されていません。注射部位の痛み、腫れ、内出血は、比較的頻度の高い副作用であり、通常は数日から1週間程度で自然に消失します。赤みやヒリヒリ感も数日続くことがあります。アレルギー反応は非常にまれですが、蕁麻疹、かゆみ、呼吸困難などの症状が現れた場合は、直ちに医療機関に連絡する必要があります。
| 副作用 | 頻度 | 持続期間 | 対処法 |
|---|---|---|---|
| 注射部位の痛み・腫れ・内出血 | やや多い | 数日〜1週間 | 冷却、安静 |
| 赤み・ヒリヒリ感 | 普通 | 2〜7日 | 保湿、紫外線対策 |
| アレルギー反応 | まれ | 即時〜数時間 | 直ちに医療機関受診 |
日本再生医療学会は、エクソソーム等の治療に対して、科学的根拠に基づいた慎重な実施を求める提言を出しており[7]、品質管理や安全性の確保が重要視されています。
効果を感じられない3つの原因
効果が感じられない主な原因として、第一に施術回数の不足が挙げられます。細胞の再生や組織の修復には時間がかかるため、推奨される回数を受けていない場合、効果を実感できない可能性があります。第二に、製剤の品質問題です。国立がん研究センターは2024年に、エクソソーム治療に関する規制整備の必要性を指摘しています[8]。第三に、生活習慣の影響です。喫煙、睡眠不足、栄養バランスの偏りなどは、細胞の機能を低下させる可能性があります。
施術を受けられない人(禁忌)
妊娠中・授乳中の方は、エクソソーム治療を受けることができません。エクソソームが胎児や乳児に与える影響についての安全性データが不足しているためです。悪性腫瘍の治療中の方も、原則として施術を受けられません。重度のアレルギー体質の方も、慎重な判断が必要です。
その他、自己免疫疾患の治療中、免疫抑制剤服用中、重度の心疾患・腎疾患・肝疾患がある方、感染症のある方、施術部位に活動性の皮膚疾患や感染がある方なども、慎重な判断が必要です。該当する場合は、必ず医師に申告し、適切な判断を仰ぐことが大切です。
エクソソーム治療の費用相場と料金比較
エクソソーム治療は自由診療であり、クリニックによって料金には大きな幅があります。点滴療法の場合、1回あたり5〜10万円程度が相場です。局所注射の場合、1回あたり3〜8万円程度が相場です。ダーマペンと併用する場合は4〜7万円程度、水光注射の場合は5〜8万円程度が相場とされています。
地域による差も存在します。東京都心部では8〜12万円(点滴)、大阪・名古屋では6〜10万円(点滴)、地方都市では5〜8万円(点滴)程度が一般的です。クリニック選びの際は、料金の安さだけで判断せず、製剤の品質、医師の専門性、アフターフォロー体制などを総合的に評価することが重要です。
美容目的や健康増進目的での使用は自由診療となり、保険適用外です。医療費控除についても、美容目的の施術は対象外です。ただし、例外的に医師が疾病の治療として必要と判断した場合は、医療費控除の対象となる可能性があります。
効果を長持ちさせる5つの方法
エクソソーム治療の効果を長持ちさせるためには、日常生活での取り組みも重要です。第一に、生活習慣の改善です。質の高い睡眠を十分に取ること、栄養バランスの取れた食事、適度な運動、禁煙などが効果的です。第二に、ホームケアの併用です。エクソソーム配合美容液などを日々のケアで使用することで、クリニックでの施術効果を補完できる可能性があります。
第三に、計画的なメンテナンス施術です。変化を感じ始めた時点で医師に相談し、次回施術のタイミングを検討することが推奨されます。第四に、日常的なスキンケアです。特に紫外線対策と保湿ケアが重要です。日焼け止めはSPF30以上、PA+++以上のものを毎日使用することが推奨されます。第五に、ストレス管理です。慢性的なストレスは細胞の老化を促進する可能性があるため、適切に管理することが大切です。
失敗しないクリニックの選び方7つのポイント
エクソソーム治療の成功には、信頼できるクリニック選びが欠かせません。第一に、製剤の品質と安全性を確認しましょう。GMP認証の有無、製造国、製造工程などが重要なチェックポイントです。第二に、医師の経験と専門性です。再生医療や美容皮膚科の専門医が在籍しているか、施術実績数を確認しましょう。
第三に、カウンセリングの質です。リスクや副作用について丁寧に説明してくれるか、無理な勧誘がないかを確認します。第四に、アフターフォロー体制です。副作用が発生した場合の対応、定期的な効果チェックの予定があるかを確認しましょう。第五に、料金の透明性です。総額が明示されているか、追加費用の有無がはっきりしているかを確認します。
第六に、口コミ・評判です。Googleマップのレビューや美容医療の口コミサイトなどで、複数の情報源から評判を確認しましょう。第七に、通いやすさ・立地です。継続治療が重要であるため、自宅や職場からのアクセスが良好なクリニックを選ぶことも大切です。
よくある質問(FAQ)
Q1. エクソソームの効果はどのくらい持続しますか?
A. 個人差がありますが、一般的には3〜6ヶ月程度持続するとされています。美容目的では4〜6ヶ月、AGA治療では3〜6ヶ月、健康維持目的では2〜3ヶ月が目安です。
Q2. 1回で効果は実感できますか?
A. 一部の変化は1回でも実感できる可能性がありますが、持続的な効果を得るには複数回の施術が推奨されます。初期集中期として2週間に1回のペースで3〜5回受けることが理想的とされています。
Q3. 副作用はありますか?
A. 一般的に副作用は軽度です。注射部位の痛み、腫れ、内出血が比較的多く見られますが、通常は数日から1週間程度で自然に消失します。重篤な副作用の報告はほとんどありません。
Q4. 何回受ければいいですか?
A. 初期は2週間に1回のペースで3〜5回受け、その後は月1回程度のメンテナンス施術が推奨されることが多いです。個々の状態や目的によって調整が必要な場合もあります。
Q5. 効果が感じられない場合は?
A. 施術回数の不足、製剤の品質問題、生活習慣の影響などが考えられます。まずは担当医に相談し、施術回数の追加や製剤・施術方法の変更が適切かどうかを判断してもらいましょう。
Q6. 施術を受けられない人は?
A. 妊娠中・授乳中の方、悪性腫瘍の治療中の方、重度のアレルギー体質の方は施術を受けられません。該当する場合は必ず医師に申告しましょう。
Q7. 費用はどのくらい?
A. 点滴療法で1回5〜10万円、局所注射で1回3〜8万円程度が全国的な相場です。自由診療のため保険適用外となります。
Q8. 点滴と注射、どちらがいい?
A. 全身的なエイジングケアや疲労回復を目指すなら点滴療法、特定部位の集中的な改善を望むなら局所注射が適しています。医師と相談して選択しましょう。
Q9. 効果を長持ちさせるには?
A. 生活習慣の改善、ホームケアの併用、計画的なメンテナンス施術、日常的なスキンケア、ストレス管理などが効果的とされています。
Q10. エクソソームと幹細胞培養上清液の違いは?
A. 幹細胞培養上清液は培養した際に得られる液体全体で、エクソソームは、その培養上清液から抽出・精製された成分です。
まとめ|エクソソーム治療で理想の効果を持続させるために
エクソソーム治療の効果持続期間は、一般的に3〜6ヶ月程度とされていますが、個人差が大きいことを理解しておく必要があります。効果を最大限に引き出し、持続させるためには、初期集中期として2週間に1回のペースで3〜5回施術を受け、その後は月1回程度のメンテナンスを継続することが推奨されます。
信頼できるクリニック選びも欠かせません。製剤の品質と安全性、医師の経験と専門性、丁寧なカウンセリング、充実したアフターフォロー体制、料金の透明性などを総合的に評価し、慎重に選択しましょう。また、日常生活での取り組みも効果の持続に大きく影響します。十分な睡眠、バランスの取れた食事、適度な運動、禁煙といった生活習慣の改善、紫外線対策や保湿などの基本的なスキンケア、ストレス管理など、総合的なアプローチを心がけることが大切です。
エクソソーム治療は、まだ研究が進行中の分野であり、すべての効果が科学的に確立されているわけではありません。過度な期待や誤った情報に惑わされず、正確な知識を持った上で、自分に合った治療を選択することが大切です。信頼できる医師とよく相談し、現実的な目標設定と計画的な治療スケジュールを立てることで、満足のいく結果を得られる可能性が高まります。まずは信頼できるクリニックでカウンセリングを受け、自分に最適な治療計画について相談してみてはいかがでしょうか。
参考文献
- Yang GH, et al. Overcome the barriers of the skin: exosome therapy. Biomaterials Research. 2021;25:8.
- Nahm WJ, et al. Complications after exosome treatment for aesthetic skin rejuvenation. Dermatological Reviews. 2024.
- Park GH, et al. Efficacy of combined treatment with human adipose tissue stem cell-derived exosome-containing solution and microneedling for facial skin aging: a 12-week prospective study. Journal of Cosmetic Dermatology. 2023.
- Lee YS. Regenerative Skin Remodeling through Exosome-Based Therapy: A Case Study Demonstrating 21-Month Sustained Outcomes. Dermatology and Therapy. 2025.
- Gupta AK, et al. Systematic review of exosome treatment in hair restoration. Journal of Cosmetic Dermatology. 2023.
- Ersan M, et al. Effectiveness of exosome treatment in androgenetic alopecia. Aesthetic Plastic Surgery. 2024.
- 日本再生医療学会. エクソソーム等に対する提言. 2023年11月.
- 国立がん研究センター. エクソソーム治療に関する規制整備の必要性を指摘. 2024年10月25日.


