エラボトックスについて
2023.09.02
美容施術トピック
☆三鷹・武蔵境・吉祥寺エリアからアクセス良好☆
◎咬筋肥大のえらボトックス(BTA)治療について教えてください。
咬筋肥大(エラ)は、角ばったエラと張った顔幅を縮小し、フェイスラインを細くする目的でBTA治療が行われます。特にアジア人に多いこの症状に対してBTA治療は人気があります。また、歯ぎしりや食いしばりによる顎関節症の悪化予防や、歯牙の欠損や摩耗を予防するためにも、BTA治療は補助的な役割を果たします。そのため、美容だけでなく健康面からも治療が推奨される部位です。
咬筋治療によって顔の輪郭や形状にも影響が及ぶことから、コメカミのボリュームにも増加の二次的な効果が期待されます。つまり、咬筋治療が単なる局所的な改善だけでなく、顔全体の調和とバランスにも寄与する可能性を考えることができます。このようにバランスを重視したBTA療法が非常に大切なコンセプトなのです。このあたりまで考慮していただけるクリニックがオススメとなりますので、カウンセリングの際にはじっくりと話ができるところを選ぶことが大切です。
※BTA・・・ボツリヌストキシンA
◎実際の治療方法について知りたいです。
注入のポイントについて、咬筋は3つの層から成り立っています。これらの層が重なり合う部分、つまり咬筋の下の方にはボリュームが集まりやすい性質があります。咬筋にボツリヌス毒素(BTA)を注入する際には、特にこの下の部分に焦点を当てて治療を進めることが大切です。
治療の範囲について大切なことは、周りの部分(笑筋や耳下腺管など)に影響を及ぼさないようにすることです。治療範囲を次のように考えています。上の部分は口角から耳珠、もしくは耳垂までのラインです。下の部分は下顎の縁です。そして、前面は咬筋の前縁、後ろは咬筋の後縁を指します。これらの境界線から内側に1cmの余裕を持つのが安全領域(safety zone)とされており、治療の前にこの安全領域をマーキングすることがとても大切です(下図)。なぜこのマーキングが重要なのかは◎注意点/副作用、の項目で詳細に説明していきます。
◎オススメの単位数とは?
実際の治療では具体的な単位数はさまざまです。通常は片側に10~40単位が一般的です。お客様の咬筋肥大の状態に応じて、適切な単位数を選ぶことがとても大切です。筋量が少ない方であれば、咬筋の隆起に沿って3~4箇所注入することもあります。
◎治療のタイミングは?
基本的には片側にそれぞれ20~30単位ほどを使い、3か月ごとに治療を行う方法を当院では採用しています。また別のアプローチとして、最初は片側20単位ほどから始め、1か月ごとに少しずつ注射を行って、咬筋の動きが見えなくなるまで進める方法もあります。
当院では施術回数や痛みを最小限にすることを大切にしていますので、基本は一回の施術で十分な効果が得られる1回法を採用しています。
◎注射はどこまで深く刺すのでしょうか?
咬筋は3つの層に分かれていますが、特に上層の浅層には注意が必要です。なぜなら、ここには笑筋が近くにあり、笑いにくくなる可能性があるからです。浅層に注射する際には、笑筋との適切な距離を保つよう気をつけることが大切になります。
◎副作用はどのようなものがあるのでしょうか?
・笑顔のひきつれ
先程Safety zoneの説明にあったように、Safety zoneの前縁より前方に行き過ぎると笑筋(笑うための筋肉)に影響が及ぶ可能性が無視できません。咬筋の近くに位置する笑筋に影響を及ぼさないように、咬筋の前縁から少なくとも1cm以上の距離を保って深めに注射することが大切です。
・皮膚のたるみ
皮膚のたるみ(タルミ現象)が起こる可能性も考えられます。特に高齢の方に影響が出やすいことがあります。効果がしっかりと現れているという点では良いことなのですが、その分皮膚のたるみが気になり始めるかもしれません。その際には『カベリン』などの脂肪溶解注射・ヒアルロン酸注入による自然なボリュームUPなどでも対応できますので、まずはご相談ください。
・頬がコケる
頬のたるみが生じる場合、使用するBTAの量が多すぎることが原因とされています。また、注射位置が高すぎるとこの問題が発生することもあります。咬筋の上部にBTAを注入しすぎると、たるみが生じる可能性があります。頬のたるみを予防するためには、咬筋の下部に注射を行うことが推奨されています。そのため、Safety zone内で施術を受けることが非常に大切なのです。
・開口障害について
開口障害は、まれな合併症のひとつです。咬筋上部の筋肉(外側翼突筋)にボツリヌス毒素(BTA)が影響を及ぼすことで引き起こされる問題です。咬筋の最上部は、頬骨の弓の直下に位置しています。この領域では、外側翼突筋が咬筋よりも深い位置に存在し、注射する場所が高すぎたり、深すぎると、外側翼突筋にBTAが作用して、開口障害が生じる可能性があるのです。そのため、Safety zoneの上縁が大切な指標となります。Safety zone上縁を守っている限りまず起こることのない合併症です。
エラボトックスの際に『お絵かき』が必須となりますので、施術に際して不安なことはその都度確認していただければ、安心して施術を受けられると思います。
◎最後に
開口障害は、まれな合併症のひとつです。咬筋上部の筋肉(外側翼突筋)にボツリヌス毒素(BTA)が影響を及ぼすことで引き起こされる問題です。咬筋の最上部は、頬骨の弓の直下に位置しています。この領域では、外側翼突筋が咬筋よりも深い位置に存在し、注射する場所が高すぎたり、深すぎると、外側翼突筋にBTAが作用して、開口障害が生じる可能性があるのです。そのため、Safety zoneの上縁が大切な指標となります。Safety zone上縁を守っている限りまず起こることのない合併症です。 エラボトックスの際に『お絵かき』が必須となりますので、施術に際して不安なことはその都度確認していただければ、安心して施術を受けられると思います。
Price List 料金について
- 施術部位
- エラ(全5箇所)
- ボツラックス
- ¥14,400
- ¥24,000
- アラガン社
- ¥24,000
- ¥40,000
- コース
- ライト
- スタンダード
- 単位数
- 20単位
- 40単位
※初回、施術金額の10%相当のポイント還元